「社会保険の調査」 日本年金機構からの呼び出し

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先日お会いした方から、社労士はどのような仕事をしているのか良くわからないとお話がありました。
これはとてもスタンダードな意見だと感じましたので、せっかく開設したホームページに少しずつ日々の仕事のことを書いていこうと思います。

今年に入り、顧問契約をしていただいているお客様から「年金機構から呼び出しがきた」と連絡がありました。
これは、簡単に言うと
”社会保険の加入要件を満たしているのに、被保険者となっていない方がいないか”や
”社会保険加入者の保険料が適正か(給与を低く申告して保険料を安くしていないか)”
を調べる調査です。
同じような調査は、7月にある算定基礎届の際にも行われています。

調査に出向くと、最初にストレスを感じるのは待ち時間の長さだと思います。
駐車場に入るのに待ち、更に調査の順番を待ちます。

実際の調査では、まず源泉所得税領収証書をみて賃金台帳の枚数があっているか確認し、次に出勤簿や賃金台帳の勤怠欄をみて加入要件を満たしている未加入者を探したり、保険料の等級が適正かをチェックします。
出勤日数や総労働時間を満たしているのに加入していない方がいると、加入するか出勤日数や総労働時間を少なくするよう指導があります。

今回対応した事業主様はそのような方はいらっしゃらなかったのですが、事業所によっては要加入者がいる場合もあります。

要加入者には、本人に色々な事情があり加入したら手元に残るお金が減り生活がままならないから加入したがらない方や、今から加入しても老齢年金の受給要件を満たさないため加入したがらない方などがいらっしゃり、事業主様も困り果てていることも良くあります。
また、本当に事業資金に余裕がなく簡単に社会保険に加入させられないという事業主様もいらっしゃることかと思います。

しかし、そのような諸事情を年金事務所の担当者に伝えても、残念ながら事情をくんでくれることはありませんので、実際の調査もとてもストレスに感じられることかと思います。

社労士は、このような調査も事業主様に代わって対応しております。
もちろん、”加入要件を満たした方を同じ働き方で要加入者でなくす”などのミラクルは起こせないのですが、調査の後は事業主様と一緒に落としどころを探していきます。

あおぞら社労士事務所 千葉県 労務管理 助成金